ヘアケアで1つだけいいものを買うなら・・・
ヘアオイルが一番大事?
髪のまとまりを良くしたり手触りを良くしてくれるヘアオイル。
日本では昔から椿油など髪に油分を付ける習慣があり
最近では種類も豊富で多くの方が愛用しています。
ヘアオイルってそこそこ高価なものが多く 2000円台~4000円台の商品もざら
逆に1000円以下のオイルを使っているという方はあまり多くはありません。
では、それに比べて使っているシャンプーやトリートメントの値段はどうでしょうか?
一回に使う量が違うので簡単に比べるのは難しいかもしれませんが、多くの方は
オイル > トリートメント > シャンプー
といった感じで なんだかんだオイルが一番高いモノをつかっているケースが多い。
これって言い換えると
”ヘアケアにおいてオイルが一番大事”
と考えてしまっている方が多いとも言えます。
しかし実際にヘアオイルが一番大事なのでしょうか?
もちろん全部大事ではあるのですが、あえて順番を付けるとしたらじつは全くの逆。
シャンプー > トリートメント > オイル
といった感じになってしまいます。
意外なことにヘアケアにおいて一番大事なのはシャンプーなんです。
ヘアオイルの目的はあくまで表面のコーティング。
髪の補修とかではなく、摩擦を軽減し手触りを良くする為に使用します。
よく”保湿成分が髪の芯まで浸透して・・・”的な宣伝がありますが
ほとんどの場合全く浸透していません。
むしろ下手に浸透してしまうと油分ばかりが増えすぎるとオイリー毛になってしまい
トリートメントのききを悪くしたり
パーマやカラーの邪魔をしてしまったり
逆に髪の水分を追い出して乾燥してしまうなんて事もありえます。
髪は本来地肌から自然にでる油分(皮脂)で覆われているのでよっぽど皮脂の分泌が少ない方以外は
そんなに大量の油分は必要ないんです。
ですのでオイルを使用する場合は少量を薄く伸ばしてつける事がポイント。
目的はあくまでコーティングであり
それ以外を過剰に期待してしまうと間違った使い方をしてしまいます。
化粧品で例えるならファンデーションのようなもの。
一日の役目を終えたらしっかりと落として綺麗にしてあげることが大事で
シャンプーしても落ち切らないほどのオイルは髪にも地肌にも逆効果になります。
「でもそうすると手触りが・・・」
と感じてしまう方もいると思いますが
もしオイルの量が少なくなる事で手触りが悪化するのであれば
それはすでに限界レベルのダメージを負っている可能性が高く
”そうなる前の何か”や ”別の本格的なヘアケア”が必要な状態です。
もしすでにオイリー毛になってしまった場合
出来るだけ早く”オイル抜き”をしていかないと髪や地肌の負担になってしまいます。
アホ毛にオイルは逆効果?
分け目やつむじ生え際に発見するアホ毛
気になりますよね
どうしても気になってしまいオイルで無理やり抑えたりする方が多いのですが
ベタベタで髪を洗っていないようになってしまったり
すぐ乾いてまたぴょんって出て来たりとなかなか上手くいきません。
そもそもアホ毛ってなんなのか。
髪が根元の方から切れてしまったという事もまれにありますが
ほとんどの場合は「成長途中の毛」
つまり、髪が生えてからまだ数カ月しかたっていない毛なんです。
髪の毛は 成長期 → 退行期 → 休止期 → 脱毛・新生
の4つに分かれています
アホ毛はこの成長期の初期段階に当たります。
普通ならこれから何年も伸びていくので
短かったアホ毛も自然と長さが伸びて落ち着いていく。
しかし
「なんかアホ毛が増えた」とか「アホ毛がずっとある気がする」
という場合それは発毛サイクルが乱れている可能性があります。
本来女性なら成長期は4年~7年くらい。
アホ毛と言われる状態になるのはその中のわずか数カ月。
ある程度生え変わりのタイミングで多く感じたりする事もありますが
基本的に極端に多くなったりすることはあまりありません。
それでもアホ毛が増え続けてしまうという事は
「髪の成長が止まってしまっている」 もしくは 「髪の成長周期が極端に短くなっている」
という事になります。
本来なら何年も伸びるはずの毛が 途中で抜けてしまったり止まってしまったりするので
短い毛が増えてしまうんですね。
こうなった場合もはや髪ではなく地肌の問題。
毛穴がつまっていたり 血行が悪くなっていたり 頭皮が酸化してしまったり。
とにかく頭皮の状態を正常に戻さないと永遠とアホ毛がでつづけます。
そして、こういった状態で冒頭の様にオイルでベタベタにしてしまうのは
さらにオイルで毛穴を塞いで頭皮を悪化させてしまう行為。
これって絶対にやってはいけない事です。
アホ毛が増える → オイルでべったり → 毛穴がふさがる → さらにアホ毛が増える
という負のスパイラルにはまります。
なので アホ毛が増えたと感じたら”すぐにどうにかしようと考えず”
まずは頭皮の状態を悪化させている原因を見つけて対処しないといけません。
後は静電気を抑える事で一時的ですがある程度抑える事はできるので
その場の対処法としては頭皮用の化粧水の方がおすすめです。
ヘアケアで1つだけいいものを買うなら・・・
先日ネットニュースでこんなのを発見しました。
「ヘアケアで1つだけいいものを買うなら「絶対シャンプー」と美容師の6割以上が答えた理由」
300人の美容師さんにアンケートをとったところ
62%の人がシャンプーだと答えたようです。
やはりヘアケアにおいてのシャンプーの重要性は多くの美容師の中で当たり前になっているんですね。
でもこれってアンケートの対象が某有名チェーン店の美容師さんだけなんですよね。
あくまで予想ですが
ヘアケアに特化した美容師だけでアンケートをとった場合
この結果はほぼ100%に近いものになるのではと思います。
このアンケートの中では
「洗浄力が必要以上に高すぎるシャンプーを使うと、トリートメントしてもプラマイゼロ」とか
「トリートメントをしても効果が薄れてしまう」とか
「どのシャンプーを使うかでダメージ度合いが変わる」など
ちょっと ? な所もあるので 全部が全部その通りという感じでもないのですが
それでも結局はシャンプーを大事にした方がいいというのはわかります。
でも、世間では 2020年の調査によると
20代以下の女性は50%以上が毎日ヘアオイルを使用しているとのこと。
価格も平均2000円代後半なのでちょっと高めですよね。
その点シャンプーは1000円以下のモノを使用している人が多数。
違いは顕著です。
これって簡単に言うと
過去~現在に投資するのか現在~未来に投資するかの違いと言えます。
髪は一度傷むと元には戻らないので
ヘアオイルをどれだけ頑張っても変わるのはその場の手触りと見た目だけ
髪が良くなっていくわけではありません。
つまり
オイルやトリートメント等は過去やってきたことによるダメージをなんとか
現在に反映されないよう誤魔化すもの。
その点シャンプーは未来の髪を変えることが出来る。
これから生えてくる髪は確実に日頃のシャンプーに影響されてしまいます。
過去は取り戻せないけど未来はと考えると
どちらに投資すべきかは明白かなと思いますね。
シャンプーは綺麗な髪を作る基本。
安いシャンプーが悪いわけではないのですが
その他にお金や手間をかけるくらいなら
そこを省いてでもシャンプーにコストと手間をかける方が良い。
ヘアケアで1つだけいいものを買うなら・・・
という質問の答えは
圧倒的にシャンプーだと言えます。
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