シャンプーやトリートメントの値段
シャンプーやトリートメントの値段は様々。
特に一般的なものとサロンで販売されているものでは価格帯も大きく分かれます。
今回は一般的なものの価格とは大体1500円以下のものとして定義しておきます。
(もちろん大きさとか定価とか色々なのでで大体で考えて下さい)
しかし、サロン系のものになると4000円 5000円 ・・・10000円以上と
とんでもないくらい高価なものもあります。
今回はなぜこれ程に違いがでるのかの話
以前カラー剤の値段でも同じ事を書きましたが
商品の価格は
原材料費 開発費 広告費 で大体が決まります。
絶対とは言えないけどTVやCM、雑誌やSNSなどでバンバン宣伝されているものは
かなり沢山の広告費がかけられているので価格が上がりやすい。
でも不思議ですよね?
一般的な商品なほど沢山CMされているのに全くメディアに出ないようなマイナーなサロンシャンプーの方がはるかに高い。
広告費がかかってるんだから普通逆なはずです。
そうなる理由は二つ
まずよく言われるのが
【販売する数】
誰もが知っているような商品はマイナーなサロン商品に比べて販売数がはるかに多くなります。
一個当たりの利益が少なくても沢山売れればよい
1本1円でも1000万本売れたら1000万円になちゃうという仕組みです。
ですので価格を安く出来ると言われています。
そして重要なのが
【原材料費の違い】
よく見かけるデータでは安価なシャンプーは90%以上が水で出来ていると言われています。
つまり実際にシャンプーとしての成分は10%以下しか入っていないということになります。
その点、サロンの高価なシャンプーになると高いもので50%以上も成分が含まれています。
ここまでで成分の量だけでも5倍以上のコストがかかっていることになる。
さらに、成分自体の価格も大きく異なります。
シャンプーの主成分である界面活性剤だけでも安価なものと高級なものとでは同じ量でも価格が20倍くらい違かったりします。
つまり、高級なシャンプーは安価な物に比べて100倍以上の原材料がかかっている可能性があるんです。
極端な話
もしかしたら原価が50円のものが1000円で売っているのを安いと感じて
原価が2500円のものが5000円で売っているのを高いと感じているのかもしれない。
実際にどっちがお得なのでしょうか?
価格だけで判断するのは危険ですし実際に作っている会社ではないとその商品の正確な原価なんてわかりませんが、値段にはそれなりに理由があるという事です。
とあるメジャーな市販のシャンプーは原価が8円なんて噂もありますが、それもあくまで噂での話で正確な事はわかりません。
そこで
実際原価がどれぐらいかかっているかがなんとなくわかるポイント
それは
「時間が経ってからの価格」です。
よくあるパターンですが
発売当初はテレビや雑誌などで沢山見かける商品が、店頭でも大きく紹介されていたり、芸能人のインスタなんかでも沢山紹介されていたりします。
でも1年ほどすると
「50%オフ」
ってなっていたり
これって元々の値段の多くを広告費が占めていた証拠かも
沢山宣伝して世間の認知度が高くなった後はもう広告にお金をかける必要が無くなった
そうなると価格を下げても十分元が取れるようになるというカラクリ。
つまり
その商品は最初から50%オフした価格でも利益がでるくらいの原価しかかかっていなかったということ。
(例外もありますが)
なんとなく思い当たることはありますよね?
逆な事を言えば
何年も経ってもずっと高いままでいる商品ほどもしかしたらすごく高級なものなのかもしれない。
シャンプーやトリートメントの良さはその価格に比例するのではなく、その商品の原材料費に比例することが多い。
正確な数字はわかりませんがおおよその予測を立てれば騙されずに本当に良いものを選べるかもしれません。
そして
どれだけ高価なものだとしても、その人に必要かどうかどうかはまた別な話。
ダメージの無い髪に高いトリートメントなんて必要ないですしね。
ただ一つはっきりと言えることは
安価なものはそれ相応のコストでしか作られていないと言う事。
どんなに心に響かせるような宣伝文句もそれは売るための工夫であり、その商品を正確に紹介しているものではない。
過剰に期待しすぎたり
間違った信頼をしてしまうのはとても危険です。
最近
「自宅でヘアエステ」とか
「縮毛矯正をかけたような」なんて宣伝を見かけますが
ここまで読んで下さった方は何が言いたいかわかりますよね?
「そんなわけないじゃん」
でもそう思った上で試しに使ってみるのはありだと思います。
「意外に良いかも」
と思えたらそれはそれで良いことですからね。
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