ヘアオイルは保湿にならない?


だいぶ気温も低くなってきましたね。


この時期になると一気に空気が乾燥してきます。

そうなると気になるのが髪の乾燥。



夏の紫外線でダメージを受けた髪は

空気が乾燥してくると急にパサつきが気になり始めます。


その場合美容師さんには

「オイルを付けてしっかりと保湿してあげて下さい」

と言われる事が多いと思います。


しかし


実際にオイルをつけてもあまり効果を感じなかったり

ベタベタするのに広がるという奇妙な状態になってしまう。


そんな経験をされている方も多いんじゃないでしょうか?


実はそれオイルの良し悪しに関係なく

オイルでは保湿出来ないからかもしれません。





保湿に必要なものは


髪は本来

タンパク質 脂質 水分 がこういったバランスで出来ています。


そしてダメージを負うとタンパク質が流出して少なくなってきます。


それに伴いタンパク質に結びついている水分(結合水)が減っていき

髪が元々もっている水分が少なくなっていってしまう。


※結合水とは完全に乾かしても残る水分、それに対して塗れたり乾いたりして出入りする水分を自由水といいます。


これがダメージによる乾燥の原因。


別に空気が乾燥しているから水分が自然に蒸発して無くなっているのではなく

単純に水分を捕まえられるタンパク質が無くなっているからです。



はたらく細胞の様に例えるなら

タンパク質くん一人がそれぞれワインボトルを一本づつもっている感じ。


タンパク質くんが100人いるならボトル100本分の水分があり

タンパク質が50人になると水分も50本分に減ってしまうという事。


そして脂質(油分)とはこれに例えると

ボトルにつけるコルクの様なもの。


コルクを付ける事でボトルに蓋をして中の水がこぼれにくくする事が出来る。


本来油分が保湿してくれるとはこういった役割なんです。


しかし

ダメージを受けてタンパク質が少なくなっている状態では

いくらコルク(油分)を増やしたところで水分は増えません。



むしろ一つのボトルに強引に何個もコルクを入れようとすると

コルクがボトルの中に入ってしまい水分が入るスペースが少なくなってしまいます。


しかも中に入ったコルクはなかなかとる事が出来ない。


これがいわゆるオイル毛と言われる状態。




こうなるとシャンプーしてもべたついてしまったり

極端に乾きにくなってしまったり

乾かしてもベタベタ感が残ってしまう。


ダメージ毛にオイルをつけるだけでは保湿にはなりません。

むしろ過剰なオイルのせいでより水分の少ない状態になってしまう事もあります。



まとめ


油分だけでは保湿にならず場合によってはより乾燥しやすい状態をつくってしまいます。


ダメージを受けた髪の保湿に必要なのはまずタンパク質。


中でも保水力の高いコラーゲンやヒアルロン酸、植物性タンパク質等

出来るだけ大きなボトルをもっていて沢山の水分を保持出来るタンパク質が必要になります。


確かに何をしても髪が元に戻る事はありませんが

疑似的にでも髪本来のタンパク質の量に近い状態にしてあげると

髪の乾燥も防げるようになります。


ご家庭でケアする際、ヘアオイルは少量に抑えて

コーティング系ではないもので、保水力の高いタンパク質が出来るだけ高濃度で入っているシャンプーや洗い流すタイプのトリートメントを選ぶのがお勧めです。


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