良いシャンプーの見つけ方
シャンプーって沢山種類がありすぎて結局なにが良いのかわかりませんよね?
ネットでランキングなんかを調べてみてもサイトによって順位はばらばらだし、出てくる商品も違う。
アミノ酸が良いとかオーガニックが良いとか言われても結局なんだかわからない。
そこで今回は自分にとって良いシャンプーを見つける方法を紹介していきます。
具体的な探し方とは
では具体的に良いシャンプーを探すためには何を基準にすればいいのか。
一番わかりやすいのは価格です。
以前ブログに書いたようにシャンプーの価格はその原材料によって大きく左右されます。
ですので単純に高いシャンプーは良い成分を沢山使って作ることができるのでそれだけで良いシャンプーだと言えます。
元も子もないように思えるかもしれませんが、安くて良いものなんてありません。
結局はその値段に見合っているかどうかなんです。
つまり良いシャンプーを見つける為に最初にやるべきことは
「どの価格帯の商品なら自分の求める効果を期待できるのか」
という事と
「その商品がその価格帯に見合った効果を持っているのか」
を知る事から始める必要があるんです。
シャンプーのランク分け
価格に見合った商品を見つける為にまずはその商品の定価を調べてみましょう。
(実際に購入できる価格ではなく割引される前の価格)
シャンプーの価格はある程度原材料の高さに影響しています。
単純に価格の高いものは高価な原材料を高濃度で配合している可能性が高い。
そしてそのコストがどれぐらいかかっているのかを考えると価格帯毎に大体5段階くらいに分ける事が出来ます。
Sランク 6000円以上
Aランク 4500円~6000円未満
Bランク 3000円~4500円未満
Cランク 1000円~3000円未満
Dランク 1000円以下
※400~500㎖位の価格
価格の線引きは大体なのでAよりのBとかBよりのAなど柔軟に考えて下さい。
次に定価と実際に購入できる価格を比較してみましょう。
シャンプーの値段は原材料の他に、広告費なども大きく影響しています。
その為、「広告などに費用をかけすぎている商品」や「そもそも宣伝の為に割引して販売している商品」は価格の割には原材料が安めに設定されている事が多くあります。
目安としては、「特別なセール」や「在庫処分」などの短期的なキャンペーンでない限り20%以上割引で購入できる商品は原価が安めに設定されていると考えられます。
原材料の安さはその商品の質にそのまま影響するので、通販やドン・キホーテなどで常時20%以上割引で購入できるとしたら先程のランクを1つ、30%以上なら場合によっては2つランクが下がる可能性があると考えて下さい。
例)
定価4000円(Bランク)の商品がが20%引きの3200円で販売されている場合、3200円でもBランクに入るのですが物の価値的にはCランクに近いとして考えた方が良い。
更に30%引きでしたら2800円となりますがもしかしたら中身はDランクに近いかもしれない。
※あまりありませんが50%以下で販売されている商品は特に注意が必要です。場合によっては偽物という可能性もあります。
発売当初は定価に近い価格で販売していても、一年経つと割引になるなんて事も多くあります。
基本的に大きな割引が無く長期間販売される商品ほど品質が良いものが多い傾向があります。
なので、リニューアルが多い商品や新発売の商品には簡単には手を出さずその後の経過を見極めるのも正確なランクを出すうえで重要なポイントです。
各ランクの特徴
では以上をふまえて各ランクごとの特徴を紹介していきます。
Sランク
いわゆる高級シャンプーの種類です。
かなり内容成分にもこだわって作られているのでその分効果もかなり期待できます。
しかし、高級だからとは言え、手触りや見た目などのすぐに変化のわかりやすい部分ではAランクの商品とそこまで大きな差はありません。
ブリーチをしていたり、矯正やパーマの繰り返しなどのよっぽどのダメージ毛の方でなければこのランクの商品は必要ないかと思われます。
ただ、白髪や薄毛の改善などの基本的なヘアケア以外での効果を求める場合はこのランクの商品が必要になってくる事もあります。
Aランク
このランクはシャンプーとしての効果はもちろんそれぞれの商品の特徴が強く反映されています。
それぞれの効果が高いので、ダメージケアや頭皮ケア、エイジングなどご自身の髪質とお悩みに合わせて商品を適切に選んでいく必要があります。
例えば、髪質が柔らかい方がまとまりを良くするシャンプーをつかうとペタっとしすぎてしまったり、絡まりをとるようなコーティング剤を多く含むシャンプーだとパーマやカラーの邪魔になってしまったりと、自分の髪質に合わない商品もあります。
このランクの商品は自身の状態に合ったものを使えば髪質を改善していけるのですが、間違った商品を使うとデメリットも出やすいので一番選ぶのが難しいランクかもしれません。
選ぶときは自分だけでは判断せず、出来るだけ自分の髪質を理解してくれている専門的な美容師さんに選んでもらうのが良いかと思います。
Bランク
市販の商品としては少し高めですが、サロン系の中ではコスパの良いランクといえます。
界面活性剤の種類や濃度、ヘアケア成分などそれなりにコストをかけて作られていて基本的な能力は申し分なく、どの商品を使ってもあまりはずれがありません。
ただし過剰な期待は危険。
ダメージケア、カラーケア、育毛効果、癖毛や乾燥などの改善など、各商品ごとにそれぞれ特徴はありますが、そこまで大きく髪質が変化する程の高い効果は期待できません。
むしろ髪質がわかりやすく変化する程の効果がある場合、その内容成分も何かに偏って作られている可能性があるのでなんらかのデメリットがあると思っておいた方が良いです。
過剰な期待をせずに普段使いとして使用するものとしてお勧めのランクです。
Cランク
最近の市販の商品では少し増えてきている価格帯ですが、サロン系ではこの価格帯の商品はあまりありません。
このランクの商品は手が出しやすい価格帯かもしれませんが、コストを考えるとヘアケアになるような成分はごく少量しか入っていないので「シャンプーはあくまで頭皮を綺麗にするためのもの」として考えておく必要があります。
もし、洗いあがりの手触りが極端に良いと感じる場合、基本的な洗浄力が足りていない可能性が高いのでそういった商品には気を付ける必要があります。
どうしても洗いあがりの手触りが気になる場合はトリートメント等で補う方が良いです。
パーマやカラーをされていたり、頭皮の状態が心配という方は1つ以上上のランクを使用する事をおすすめします。
Dランク
コストを重視して作られている商品の為、成分のほとんどは水で出来ています。
その為、少量で泡立ちを良くするための強めの界面活性剤や気泡させる補助成分を使っていたり、シャンプーの一番大切な機能である”頭皮を綺麗にする”能力すらあまりない可能性があります。
使用していて痒みなどのトラブルが出ない場合は問題ないのですが、ヘアケアの観点から考えるとあまりおすすめ出来ません。
特にカラーをされている方は頭皮や髪の健康を保つ事が難しくなるので、使用を控えた方がいいかもしれません。
あくまで髪や頭皮のトラブルが何もない方用のシャンプーとして考えておいて下さい。
以上5つのランクの特徴を簡単にまとめてみました。
ご覧頂いたように各ランク毎に期待できる効果が異なります。
まずは自分の求める効果をとはなんなのか
ただ洗えればいいだけなのか
髪に負担の少ないシャンプーを使いたいのか
なんらかの悪い状態を改善していきたいのか
それらの自分の求める効果に合わせた価格帯から探してみる事がシャンプー探しの第一歩となります。
ランキングや口コミサイトの情報は無視していい?
シャンプーを探す時に化粧品などのランキングサイトや雑誌や美容師がおすすめのランキングなどを参考にされる方が多いか思います。
ほとんどのサイトが”主成分になっている界面活性剤が何か”や”良くない成分が入っているかどうか”でランキングを付けています。
しかし実際はそんな簡単な事ではありません。
たしかに界面活性剤の種類はそのシャンプーの良し悪しを判別するのに重要な情報ではあるのですが、その界面活性剤がどれくらい配合されているのかは作ったメーカーにしかわかりません。
つまり、どれだけ良い界面活性剤をつかっていても少ししか入っていないならほとんど意味は無く、むしろシャンプーとしての役割を果たしていない可能性すらあります。
同じように、良くない成分が入っていてもごく微量であるならばそれほど髪や地肌の負担になるような事もありません。
例えばパラペンの様な防腐剤は決して肌に良いものではないのですが、防腐剤が入っていないとすぐに変性してカビなどの雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
たとえ良くない成分でも「入っている方がまだ良い」場合もあるんです。
このように表示されている成分表だけでそのシャンプーを評価するのは不可能なんです。
他にも成分以外に実際に使用した感想なども紹介されていたりしますが
人の髪は千差万別、普段のスタイリングも美容室の周期もメニューも食べ物も肌質も髪質も違う人の使用感が自分と同じになる可能性は極めて低い。
しかも、良いシャンプー程使い続けていくほど効果を実感しやすいのに対し、低品質なシャンプーほど最初だけ良く感じやすいという傾向もあり、数回使った程度の感想ではあまり参考にはなりません。
この様にネットにでてくる情報では良いシャンプーを探すのは難しいし、逆に変な先入観が出来てしまうのでむしろ無視した方が良いんです。
※そもそもこういったサイトで紹介されている商品は、メーカーや美容師の宣伝として使われている事が多くあります。以前ノンシリコンが流行った時のように、結局は「流行らせたい人が流行らせる為」に紹介しているんだという事を忘れてはいけません。サイトによってランキングがバラバラなのはこういった理由も隠れていたりします。
大切なのは自身の感覚なんです。
消費者目線ではどうしてもお値段以上の商品を探してしまいがちですが
実はお値段以上の商品なんてめったにありません。
それに対して「お値段以下」の商品は沢山市場にあふれています。
今回の記事はそういったお値段以下の商品に騙されないようにする為のコツとも言えます。
是非参考にしてみてください。
追記
最近SNSなどでたまに見かける
「1年定期契約で初回50%引き」
といった通販があります。
これも普通に考えれば
本当に良い商品なら1年縛りとかしなくてもリピートして使いたくなるはず
なのにあえて縛るという事は・・・。
と個人的には思います。
こういった商法には気を付けてください。
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