コスパの良いシャンプーは危険?


安いシャンプーでも手触りが良い理由


シャンプーの値段ってピンキリです。


以前ブログで書きましたが

シャンプーの値段はどれくらいのコストがかかっているかというのが大きく影響しています。



単純にコストが高ければ高いほど値段も高くなってしまうので

ある程度値段によって物の良し悪しが分かれるんです。



でも値段の安いシャンプーでも結構手触りが良いと感じるものもあります。


一見コスパの良いシャンプーなのではと考えてしまいがちですが

安易に手を出すのは控えた方が良いかもしれません。



もしかしたらそのシャンプー

ちょっと危険かも


たまに誤解されている方もいますが

シャンプーは髪を洗う事よりも地肌を洗う事が目的。


髪はよっぽど汚れている場合やスタイリング剤が沢山ついている場合を除いて

お湯で流すだけでもほとんどの汚れは落ちます。



しかし、それだと地肌 特に毛穴の汚れはあまり落ちないので

界面活性剤を使い頭皮に付いた油分を分解して浮かして落とす必要があります。


それがシャンプーの役割です。


そしてその界面活性剤による洗浄力を上げれば上げるほど汚れと同時に髪の油分まで落ちてしまうのでそれによって洗った後に髪がきしんだり絡まったりしてしまうんです。


高価なシャンプーは界面活性剤自体の刺激が穏やかだったり

保湿成分や毛髪補修成分などが大量に入っているのできしんだりしにくく、洗いあがりの手触りが良くなるんです。



しかし値段の安いシャンプーの場合、高価な種類の界面活性剤や大量の補修成分を配合するのはコストがかかりすぎになってしまい作るのは難しい。


ではどうすればいいのか。


答えは簡単

洗浄力を下げてしまえばいいんです。


そうする事で髪の油分を落とす事なく洗えるので洗いあがりの手触りが良くなる。



食器用洗剤をイメージしてみてください。

最近の洗剤は洗浄力が強いので汚れがさらっと落ちます。

しかし

昔の洗剤や手に優しいと言われるような洗浄力の弱い洗剤を使うと軽く洗うだけではぬめぬめ感が残ってしまいます。


こういった状態を意図的につくっているんですね。


食器に残ったぬめぬめの原因は油

同じ様に洗浄力を落とす事で髪の油を残すことができる。


更にそこにシリコンやポリマー等のコーティング剤を加える事によって

手触りが良いような感じにさせているんです。

(ボタニ〇トはべたつくとよく言われていますが恐らくこれが原因)


しかし当たり前ですがそれでは洗浄力が弱い分地肌の汚れも落ちません。


それでしたらシャンプーする意味が無いしむしろシャンプー剤を使わない”湯シャン”とあまり変わらなくなってしまいます。


たまに湯シャンに変えたら艶がでて手触りが良くなったという話を聞きますが

ほとんどの場合油分が溜まって大量に付着しているからです。




頭皮の汚れは髪質の悪化や白髪、薄毛の原因になります。


シャンプーを選ぶならばたとえ髪の手触りが悪くてもしっかり洗える方がまだ良いし

多少のきしみや絡まりはリンス等でだいぶ落ち着きます。


安いけど手触りの良いシャンプーは

洗浄力が弱すぎて頭皮や毛穴の汚れを落とせていないシャンプーかもしれません。






髪のケアと頭皮のケアは別物


最近でもまだ

「シャンプーってノンシリコンの方が良いんですよね?」

という質問を受ける事があります。



これって答えが無いんですよね。


何を目的としているかで答えが変わってしまうからです。



確かに頭皮の事だけを考えた場合シリコンが入ってない方が良いかもしれませんが

髪の事を考えるとシリコンが入っている方が良い場合もある。


基本的に髪のケアと頭皮のケアは別物なので

両方を同時に求めようとするとかなり答えが難しくなってしまいます。


先ほども書いたように髪の負担を軽減する為に洗浄力を下げる事が結果として頭皮がちゃんと洗えないという事になってしまうなんて事もあったり

(昔流行ったリンスインシャンプーなんかほとんど洗えていないらしいですしね)


逆に価格の安い『地肌に良い』とされているシャンプーは洗浄力がしっかりある為髪がきしんだりしやすい傾向があります。


地肌に良い系のシャンプーを使ったら髪がバサバサになってしまった

なんて経験がある方も多いんじゃないでしょうか?


そうなるとどうしても

髪が軋む = 悪いシャンプー

と考えてしまうので

結局元の洗浄力の弱いシャンプーに戻してしまう。


でもまた頭皮も気になってきて・・・

の繰り返し

きりがないですよね。



ですのでまずは認識を変えないといけません。


髪のケアと頭皮のケアは別物

そしてシャンプーの目的はあくまで頭皮を清潔にする事です。


それが無ければそもそもシャンプーする意味がありません。


最低限の洗浄力は必須で多少のきしみや絡みはその後のトリートメントでしっかりケアすればさほど問題はない。


どうしてもそういったシャンプーが苦手な場合は

以前ブログで書いたような『頭皮のお掃除テク』みたいな方法を活用して手間をかける事で洗浄力をカバーする必要がある。


それでも髪が絡まったりして収集がつかない場合


それはすでに過度のダメージによりちょっとしたケアではどうにもならない状態になっている可能性が高いので、まずは絡まらないところまでカットする事を検討した方が良いと言えます。



とにかく髪と頭皮のケアを分けて考えて

上手くバランスをとっていくのがコツです。



よく美容室で売られているようなシャンプーは高いと言われていますが

こういった髪と頭皮という”対照的なものを同時にケア”するある意味特殊なシャンプーであり

それには多大なコストがかかってしまうというのが原因なんです。


なんでもそうですが

求めるものに比例して手間とコストはかかるものです。


シャンプーはヘアケアの基本中の基本ですので

きちんと理想に合ったものを選ぶようにしてください。



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