リンス コンディショナー トリートメント 違い


リンス コンディショナー トリートメント

いったい何が違うのか

日によって使い分けてみたり

人によっては全部使っているなんて方もいたり

色んな情報がありすぎて結局正解のわからない分野です。


よく紹介されているのがこんな感じ

リンス<コンディショナー<トリートメント

という順により髪の内側に作用するようなイメージですね。


大手各メーカーを比較してみると

この様に各社様々な表現をされています。


それもそのはず

そもそもこれらはすべて明確な定義がないので

「うちのこれはトリートメントです!」

と言ってしまえば全てトリートメントになってしまうんです。



3種類もあるのは日本だけ


そもそもリンス コンディショナー トリートメント と別れているのは日本と一部のアジア圏のみ

欧米ではトリートメント(一部ではコンディショナー)の1種類しかありません。


海外のドラックストアで「リンスください」なんて言ったらぽかんとされてしまいます。


リンス = すすぐ

なのですすぐものをくれ?蛇口のホースかなにかかな?

なんて勘違いされてもおかしくありません。



元々日本でリンス等が発売されたのはただの低コスト化

日本人が毎日シャンプーするように変わっていき、それに伴いトリートメントを使う頻度が増えてきた。

なので、それに合わせてコストダウンの為にトリートメントを薄めたリンスやコンディショナーなどが発売されるようになった。


つまり

リンスとコンディショナーとトリートメントはもともと同じであり

ただ原材料のコストを下げただけの違いでしかないという事なんです。


だからANGFAのようにトリートメントしか販売していないメーカーもあるんです。


そもそも美容室ではトリートメント以外ってあまり置いてないですよね?

結局は必要ないからなんです。




なぜセットで売ってたりするの?


コンディショナーやリンスがトリートメントを薄めただけならトリートメントがあれば他は必要ないというですよね?

でもなぜかメーカーによってはシャンプーとトリートメントとコンディショナーが3本セットで売っていたりなんかします。


結論から申し上げますと

ほとんどの場合ただの商業戦略です。


セット販売にするお得感と商品数を増やすことで販売数を増やすことが目的。

決して必要だからセットになっているわけではありません。


缶コーヒーに朝用と名付けるように

メーカーも販売数を増やすためにあれやこれや考えます。

その一つがこのセット販売だったという事です。





2つ使うのは意味がないの?


率直に言ってあまり効果はありません。


よくネットではトリートメントをつけてからコンディショナーが良いとか書かれていますが

やっていることはただの厚塗り。ほとんどの場合順番はさほど関係ありません。

一般的な家庭用のトリートメントは言っている程髪の内側に浸透するものはないのであくまで目的はコーティング。

両方使う事でしっとりとまとまったりするのは表面のコーティングが厚くなったり油分が増えて重くなるからです。

髪自体にはあまり変化は無いんです。


たまにトリートメントには細かい栄養が入っているから髪の内側に浸透する。

なんて書き込みも見られますがもし本当に髪のたんぱく質の隙間に入るくらい細かい栄養だとしたら細かい分簡単に外に流れ出てしまいます。

それでは流したらすべて終わりです。

それにもし流れでなかったとしてもすべてが内側に浸透してしまったら表面になにも残らないので手触りは全く変わりません。

そんな商品は売れないので作るわけはないんです。


どうせ同じコストをかけるならば、髪の表面に残るくらいの大きい栄養にして手触りをよくした方が良いトリートメントだと感じられる。


ですので長時間蒸しタオルで放置したり

超音波アイロンを使ったりなどをしても髪自体にそれ程影響はないです。

トリートメントは髪1本1本をコーティングさせてあげる事が重要なんです。




リバースケアってなに?


10年くらい前から紹介されているやり方で

シャンプーの前にトリートメントをつける「リバースケア」というものがあります。


やり方は単純

シャンプーする前に先にトリートメントを毛先にしっかりなじませてからシャンプーしてそのあとにまたトリートメントをする。

一部の美容師さんも推奨していており仕上がりも普通にシャンプー後だけトリートメントをするよりも仕上がりがしっとりとまとまるので重宝している方もいらっしゃいます。


でもこのやり方も推奨できるのは

よっぽどのダメージ毛でそうでもしないと絡まってしょうがない場合のみ。

そうでなければ出来るだけやらない方がいい。


やっていることは洗濯前に衣類を柔軟剤に浸けるようなもの。

汚れがちゃんと落ちないのはもちろん、油分が髪に残りすぎてオイリー毛になってしまう。

髪がオイリーになると頭皮に皮脂が溜まりやすくなるので雑菌が繁殖しやすくなりにおいや炎症の原因になってしまうこともありえる。


しかも手触りが良く感じるのも単純にコーティングが多くなっているだけなのでそれで髪が治っているわけではない。


これもファンデーションの厚塗りのようなものです。


これらもトリートメントをたくさん使わせて販売数を増やすための戦略であり一般的に有効な方法とはいえません。

中には前後で違うトリートメントの方がいいなんて言ってる方もいますが単純に2種類のトリートメントが売れるからです。

ネットで紹介されているヘアケアには企業側の狙いが強いので注意が必要です。





サロントリートメントは別物


ちなみにサロンでトリートメントをする際に何回か薬剤をつけていたりしますよね。

これもただの重ねづけなのかと勘違いされるかもしれませんが実は全くの別物。


サロンのトリートメントは性質の違うトリートメントを複数使う事で初めて効果が出ます。


例えば先にマイナスの電気を持つトリートメントをつけてそのあとにプラスの電気をもつトリートメントをつけることでプラスとマイナスでくっつくようにしたり

細かいサイズの粒子からだんだん大きい粒子のものをつけて浸透力を高めたり

先にキューティクルを開く性質のものをつけて栄養を入れて後から閉じるものをつけたり

有名なTOKIOなんかは繊維状の細かいたんぱく質を何種類かに分けてつけていくことで毛髪内で絡み(インカラミ)定着させていたりします。


この様にサロントリートメントは一般的なものと違い、様々な性質のものを数種類つかうことで初めて効果を出すことができる。


場合によっては一つでは全く効果が無かったり逆に髪に悪かったりもします。

最近ではサロントリートメントが通販で販売されていますが使い方やそれぞれの効果がわからずに安易に購入してしまうのはあまりおすすめは出来ません。


サロントリートメントは扱いが難しく失敗もありえるんです。




トリートメントの目的は様々


トリートメントを直訳すると 治療、手当、待遇、処理、処置


種類によっては髪の内部の補修だけを目的としたものもあり、その場合は手触りはあまり変化しない。しかし内部を補修する意味ではそれだけに特化した商品はとても効果的ともいえる。

つまり髪になんらかの効果を付与するものであって必ずしも

手触りの向上 = トリートメント というわけではない。


そして効果が多ければ多いほどその扱いは難しくなりコストも高くなってしまう。

ですので一般的にご家庭で使用されているトリートメントは手触りを優先して作られている為その他の効果は値段相応になってしまうんです。


ちゃんと目的に合わせた それ用の トリートメントを使用する場合

それなりの手間とコストがかかるという事は理解しておいた方がいいかもしれません。




まとめ


・リンス コンディショナー トリートメントの違いは各メーカー毎のコストの違い。

・A社のコンディショナーがB社のトリートメントより良いなんてこともある。

・気に入ったトリートメントがあるならコンディショナー等はいらない。

・コンディショナーとトリートメントの両使いはただの厚塗り。

・家庭用のトリートメントの目的はコーティング。

・使いやすいトリートメント程効果はそれなり。

・サロントリートメントを家庭で使うのはおすすめ出来ない。


以上まとめるとこんな感じですね。

参考にしてみてください。



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