カラーの皮膚トラブルが急増中!
皮膚科医が警鐘、ヘアカラーのトラブルが増加傾向!
以前こんな記事が掲載されていました。
『【皮膚科医に調査】約6割がヘアカラートラブルの受診が増加と回答!約7割が40代以上である要因とは?』
全国に皮膚科医504人にアンケートをとったところ
ヘアカラーに関連した医療機関への受診件数が直近の3年間で増えたと回答した人が全体の6割を超えたというもの。
年代としては40代が最も多い傾向。
原因として考えられているのは
加齢による皮膚のバリア機能の低下やセルフカラーの増加があげられています。
直近の3年というとちょうど物価が高騰してきたころ。
美容室代を抑える為にセルフカラーや低価格のカラー専門店などに変更したという方が増えたというのも大きな原因となっているかと思われます。
さらにアレルギー症状を起こしている患者の7割が40代以上の方というデータもでており
年齢を重ねる程ヘアカラーに対して慎重に行う必要があると言えます。
ヘアカラーアレルギーの主な症状としては
肌荒れ
アトピー性皮膚炎
皮膚や頭皮のかゆみ
などを感じられる方が多いようです
これらの症状が出た場合すぐに対策を取ることが重要です。
さらにアンケートでは9割近くの皮膚科医が美容室にノンジアミンカラーの取り扱いを推奨しているのですが
現在ノンジアミンカラーを取り扱っている美容室は決して多くはありません。
それは、ノンジアミンカラーを取り扱う事のハードルの高さにも起因してると思われます。
実際ノンジアミンカラーを取り扱っているサロン側として取り扱いにはとても神経を使っています。
たとえ使用する薬剤をノンジアミンにしてもアレルギーが出てしまう可能性はあるし
少しでも他のカラーが混入する事でアレルギー反応を起こしてしまう可能性もあります。
道具の管理保管などにも細心の注意が必要です。
ただでさえアレルギーというものはとても細かく難しい分野なので
中途半端な知識と経験で行うにはリスクが大きすぎます。
そういった事がノンジアミンカラーの普及の妨げになっているのではと考えられます。
今回のアンケート結果にもあるように
今後ヘアカラーでのトラブルが増えていくのであれば
ノンジアミンカラーの普及も必要になるのかもしれませんが
でもそれ以上に
アレルギーを発症してしまう前の対処が一番大事ですけどね
テレビでも紹介されたノンジアミンカラー
これもつい先日ですが日本テレビの番組「カズレーザーと学ぶ」の「秋のアレルギー対策」の回でもカラーアレルギーの件を紹介していました。
番組の中で数々のアレルギー情報と共にカラーアレルギーを紹介。
ヘアカラーでのアレルギーが急増している。というお話でした。
最近、ヘアカラーによるアレルギーの発症が増加しており、それは特にセルフカラーの利用頻度が増えていることが一因とされてるとのこと
ヘアカラーが皮膚に付着することでアレルギー反応を引き起こすケースが増え、染毛経験者のうち10人に1人が皮膚炎を発症しているというデータもあるとの事でした。
そしてそのカラーアレルギーの対策を3つ
①頭皮に薬剤をつけない
②ヘアカラー剤の洗い残しは要注意
③カラーの直前はシャンプーなどしない
③はともかくとして
①と②はご自分で染める際はかなり難しいですよね。
特に②はシャンプーの性能とかもあるので完全にというのはほぼ不可能かと思います。
そして対策としてもう一つ紹介されていたのがノンジアミンカラー
とうとうノンジアミンカラーがテレビで紹介される時代が来てしまったんですね。
それ程アレルギーを起こす人が増えているのだと思います。
アレルギーを発症してしまう前が大事
先程の番組で紹介されていたようにアレルギーは一度発症してまうと完全に治るというのはかなり難しくなります。
ですので、カラーアレルギーも発症してしまう前の対策が重要。
対策として大切なことは
・頭皮の健康状態を保ちバリア機能を維持する事。
・アレルギーの原因となる物質が触れている量と時間を減らす事。
具体的な方法は
・毎日のシャンプーでしっかりと皮脂や汚れ等を落とし清潔な状態を保ち、シャンプー後は頭皮用の化粧水等で保湿して頭皮のバリア機能をあげておく。
・セルフカラーは出来る限りしない。もしセルフで染める場合はアレルギーリスクの低いカラートリートメントやヘナ等を使う。
・カラー後の流しは5分位以上(シャンプー以外で)。普段の流しの2倍はしっかりと行う。
・サロンで染める際は、カラー後のシャンプーはもちろん、カラー後の残留除去までしっかりとやってくれるサロンで染める。オートシャンプーや時短カラーには注意。
・流しが甘かったり残留除去をしていない状態でのトリートメントはしない。特にコーティング系のトリートメントやヘアマスクは絶対に禁止。
・普段の体調管理をしっかり行い、体調の悪いときは無理に染めないようにする。
・予防としてノンジアミンや低ジアミンのカラーに変えておく。
といった感じになります。
カラーの頻度が多い方は特に上記の対策に力を入れた方が良いと思います。
アレルギーは誰にでも急に起こる可能性があります。
そして一度アレルギーを起こしてしまうと、通常のカラーで染める事が出来なくなり、最悪の場合カラー自体出来なくなる可能性もあります。
これをご覧の皆様も事前の対策をしっかりとしたうえでヘアカラーを楽しんで頂けたらと思います。
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