誤解が多い美容室事情
以前のブログの白髪染めの件の様に
美容師側からすれば当たり前の様な事も、実は知らないお客様は多く
それによって多くの誤解が生まれ、それがお客様にとっても悪い結果に繋がってしまっている事が多い気がします。
白髪染め後に明るくするというケースでも
「なんとなく黒染めは明るくならないって知ってるけど白髪染めは大丈夫なのでは」とか
「前回染めてから時間たってるから大丈夫じゃないか」とか
「白髪染めと言ってもそんな黒くないから大丈夫」なんて思いこんでしまっていて
いざお店に行ったら
「出来ません」と言われてしまったり
「出来る」と言われたケースでも思っていたよりも明るくならなかったりします。
出来るには出来るんですけど・・・・。
そんな言い訳は通用しないので、出来ると言われた以上は出来るはず
現実はそんな簡単な話ではないのですが、それを知らない状態ではどうしても
簡単に「出来る」と誤解いしてしまうのはしょうがない事なんだと思います。
最近ではインスタの写真とか見ていても
明らかそれはパーマではなくコテで巻いてるでしょっていうスタイルが
「ふんわりデジタルパーマ」
なんて紹介されていたり
明らかにハイライトが入っているカラーが
「ブリーチ無しで外国人風カラー」
なんて紹介されてたりします
多くの美容師さんはそれを見て”それ完全に詐欺じゃん”って思っていたとしても
ほとんどの方はそうは思いません。
良し悪しは別として、それらはあくまで宣伝として載せている写真なので
過剰に表現していたりお客様が惹かれるワードを載せるのは当たり前。
他のお店の美容師がいくら騒ぎ立ててもその写真を載せている人からすれば
別に美容師に見てもらいたいわけでなく一般の方が見てくれれば良いので
ある意味それで成立してしまってしまうんです。
これは以前実際にあったことですが
前に担当してもらっていた美容師さんに
「デジタルパーマは毎月かけないとだめですよ」
と言われその通り毎月かけていたんですけど
最近何回かけてもパーマが上手くでないんですよね~
と仰っていた方がいらっしゃいました。
理由は簡単です。
パーマのかけすぎで傷んだからです。
言われた通りにやっていただけなのに悲しいですよね。
その方がどういう目的でそう話していたのかはわかりませんが
売上目的でやっていたならちょっとがっかりする事ですし
もし、本当にパーマは毎月かけるべきものだと思っていたのなら、ちゃんと髪の事を勉強してもらいたいなと思います。
というわけで
何かと不透明な事の多い美容室業界ですが
あまり美容室サイドからしたら知ってほしくない事とか
説明するのが難しい事とかを
出来るだけ包み隠さずお伝え出来たらと思います。
誰が とか どこが とかではなく
ただただ単純に
今まで知らなかった事を知る事で
「美容室で起きている誤解を無くして嫌な思いをする人を少しでも減らしたい」
そう考えています。
0コメント