エイジング毛とは
30代後半から40代になると急に髪質が変化したように感じる方もいらっしゃると思います。
・艶がなくなってきた
・全体的にパサつく
・手触りがざらざらする
・トップがぺたっとしやすい
・パーマがかかりにくい
・カラーの持ちが悪い
・癖がでてきた(強くなった)
こういった事が気になってきたら
それって俗に言われる『エイジング毛』というものです。
一括りにエイジング毛といっても原因はいろいろ
まずは
以前「年齢による髪のうねりの原因」にも書きましたが
頭皮のたるみ
頭皮がたるむと血行不良になり栄養分がいきわたらなくなり
更に毛穴が変形して正常な毛髪が育成できなくなります。
そして次は
毛穴周辺の毛細血管の減少
年齢と共に毛髪を作る毛包周辺の毛細血管が減少していきます
これにより毛根の栄養不足になり。
キューティクルが減少したり毛髪内部に隙間が出来てしまいハリコシが無くなります。
そして
保湿成分の減少
毛髪には水分を保持する為の油分を捕まえておく成分があります。
これが年齢により減少していき艶感を失わせパサつき外部の刺激にもろくなります。
こういった事が複合的に髪質の低下をもたらす。
それがエイジング毛と言われるものです。
しかし
エイジング毛といっても人それぞれ
５０代でも綺麗な髪を保っている方もいらっしゃいます。
元々の違いはあるにせよ日頃から気を付けている方と
そうでない方では年々差が大きくなります。
こういった話をすると「じゃあなにしたらいいの？」となりますよね。
そうすると
大概はシャンプーはこれ使えとか頭皮用のトリートメント使えとかの話になったりします。
でも結局のところ
どんなシャンプーを使っても今起きている頭皮へのマイナス要素を取り除かない限り
絶対に効果なんてでません。
ダイエットサプリを飲んでも暴飲暴食してたら効果なんて出ないのと同じです。
そして
頭皮へのマイナスで一番大きいのが残留物の除去をしないカラーです。
これをなんとかしない限りどういったケアをしても改善されることはまずありません。
特に白髪増えてきた方はそのカラーの頻度もあがります。
その分頭皮に負担をかけエイジングを進行させています。
分け目を見たときに頭皮が黄色くなっていたりくすんで見えたりする場合は要注意
もし赤く炎症を起こしている場合は早急に改善する必要があります。
エイジング毛を進行させない為に
エイジング毛は結局のところ頭皮環境で進行していきます。
逆に言えば
頭皮環境を改善出来ればエイジング毛にならないとも言えます。
そして頭皮環境を悪化させる大きな原因は
「カラー後の残留」
中でもカラーで発生する活性酸素は肌の細胞を激しく攻撃します。
この活性酸素を発生させる成分『過酸化水素』をカラー後はしっかりと取り除く必要があります。
以前から美容室では”バッファー剤”と言われるアルカリを中和する酸性の薬品を
パーマやカラーの施術などに使われていましたが
カラー剤に含まれる過酸化水素の除去にはあまり注目されていませんでした。
しかし
最近では高彩度のカラーやブリーチ 明るい白髪染めなどの
過酸化水素を多く使うカラーが増えて
過酸化水素による頭皮への悪影響が懸念されています。
実際、お店によってはこのバッファー剤ですら使っていない所もあり
頭皮が敏感なお客様はカラー後にアルカリの残留の刺激により
頭皮が荒れたりかゆくなったりすることも少なからずあるようです。
アレルギー等で薬剤が合わない場合以外でカラー後にこういった症状がでるということは
カラー後の残留の除去を全く行っていない可能性が高いという事になります。
そういった方は頭皮が限界を迎える前に我慢せずに対処をした方が良い。
そしてバッファー剤はアルカリの中和にしか効果が無く
過酸化水素はそのまま残ります。
アルカリの除去もしていない場合はほぼ間違いなく過酸化水素除去も行っていません。
過酸化水素の除去を行っていない場合
頭皮や毛髪から活性酸素が発生し続けエイジングが進行します。
例えば白髪染めを初めてから一年後二年後に頭皮が黄色くくすみ始めたりしている場合
カラー後の活性酸素の影響で肌が老化している恐れがあります
当店ではそういった状態になっている方には
まずは頭皮環境の改善を図る為に
頭皮や毛髪の活性酸素を除去出来るカタラーゼという酵素を配合した
ヘッドスパを行っています。
エイジング毛を進行させない為にはまず
「カラー後に過酸化水素を除去し活性酸素を発生させない」
そしてすでに活性酸素で頭皮が老化し始めている方は
「頭皮で発生した活性酸素を早めに除去させる」
これがとても大切です。
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