【ヘアカラーされる方】カラーのダメージは後からくるものです
パーマの方がカラーより傷むと思っていたり
オーガニックカラーの方がダメージが少ないと思っていたり
暗めに染めたらダメージが少ないと思っていたり
実は、多くの方はカラーのダメージについてわからないことが多い。
主な原因は3つ
1,カラーされている時に何をされているかわからないから。
2,ネーミングがダメージが無いかのように思わせるから。
3,カラーのダメージはその場ではわかりづらいから。
まず1つ目
カラーの施術中はお客様は今自分の髪に何をされているのかはわかりません。
その為、カラー前に「痛まないように栄養つけときますね~」と言われるとそれだけでダメージが軽減したと思い安心してしまいます。
でも実は、パーマ液の3倍以上のアルカリが含まれているカラー剤を使用していたりす事もあり、その時の「傷まないように」はあまりあてになりません。
カラー前に何かを付けたからと言ってダメージが無くなるわけではないのですが、それによって少なくとも自分で染めるよりは傷まないと勘違いしてしまったりします。
そして2つ目
オーガニックカラーやボタニカルカラーなど、髪に優しいかの様なネーミングがついてはいるけど、やっていることは普通の高アルカリのカラーだったりします。
名前による勘違いはとてもしやすいのですが
どんなカラー剤を使用したとしても1剤と2剤を混ぜて使用するカラーはダメージが無い事はあり得ません。
そして3つ目
カラーのダメージはその場では分かりづらく、ほとんどの場合1ヶ月後や2ヶ月後からわかりやすくなってきます。
まめな方なら1ヶ月、多くの方は3ヶ月以内にまたカラーします。
つまり
ダメージがわかる頃には次の施術をしてしまっていることが多いと言えます。
これではいつダメージをおってしまったのかわかりません。
「カラーの1ヶ月後にかけたパーマで傷んでしまった」
と思っていたとしても実際は
前回のカラーの時にもう傷んでしまってたのかもしれません。
ではなぜカラーは後からダメージが出てくるのか
原因はいくつかありますがその中ので大きく影響するのが
カラー剤に含まれるコーティング剤と
役目を終えたカラーの成分の残留です。
ほぼ全てのカラー剤にはトリートメント成分のようなものが含まれています。
そのトリートメントが髪の表面をコーティングするので、カラー後約二週間程手触りが良く感じてしまい実際のダメージがわからなくなります。
そのコーティングがはがれてから初めて本来の髪の手触りに戻ります。
次にカラーの成分の残留について
一説によると一度カラーをすると髪の中に6ヶ月ほど薬剤が残るとも言われています。
その薬剤の残留が長い時間をかけて内側から髪を破壊し続けていきます。
もちろんシャンプーなどで少しづつは落ちますが、それだけでは髪の内部に浸透した薬剤を除去する事は出来ないので、カラー後にシャンプーとは別に残留除去を行わない限り残ったままの状態になります。
この二つのせいで
カラー直後・・・・・・一時的に良いと感じる
2週間後・・・・・・・じわじわ手触りが悪化
1ヶ月から2か月後・・・髪内部の破壊によりパサつき、絡まり、枝毛などが起きる
ご自分でカラーをされたことがある方はこんな感じだったのではないでしょうか?
それは薬剤が悪いというわけではなく
ご自分でやるカラーでは残留除去ができないからです。
ヘアカラーのダメージはカラーをしたその場のダメージだけでなくその後の蓄積によりおきるので、カラーの直後にはわかりません。
その後の経過を含め、カラーのダメージであると考えてください。
最近は人件費削減の為にオートシャンプーを取り入れているサロンも多く見られます。
こういった場合、オートシャンプーには残留除去出来る機能は無いので別途人の手によって施術する必要があります。
結局はまだすべてを機械がやってくれるわけではないんですよね。
もしご利用のサロンで残留除去を行っていないと感じた場合は、そのまま放置するのは危険ですので、こちらの様なお家で残留除去できるものをご利用ください。
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