【必見】ありがちだけどとても危険な勘違い
以前ネットで色々と検索していたら
知恵袋でこんな記事を見つけてしまいました。
ホームカラーの事はさておきこの記事を読んでいると、よくありがちな勘違いをしていることに気が付きました。
それは
"傷んでも良いシャンプーとトリートメントしておけば大丈夫"
みたいな勘違い
【一度傷んだ髪は元に戻りません】
残念ながら出来ないんです。
僕も以前は長年ずっとそれを理想に勉強してきましたが、今の科学ではまだ現実では出来ないんです。
傷んだ髪を例えるなら、台風が直撃してその場では倒れはしなかったけど屋根が崩れたり柱が折れてしまった家の様な状態。
なんとか補修工事によってもちこたえて、ぱっと見は直っているかのように見えても、次の台風が来た時には今度こそ壊れてしまうかもしれません。
それは一度壊れた部分は完全に元には戻せないからです。
補修をしたとしても一度折れた部分は弱く簡単に壊れてしまいます。
ダメージを受けた髪はまさにこの感じ
トリートメントはあくまで一時的な補修工事なんです。
折れた柱に他の木を当てたり接着剤で補修しているよなもの
ですので
壊れて補修工事しての繰り返しを頑張るよりも台風の被害にあわないように、もしくは被害を最小限に抑えるために備えることの方が大事ですよね。
そこをふまえてさっきの記事に戻りますね。
記事に書かれているハホニコもコタもとても良いシャンプーやトリートメントです。
僕も使っていました。
でも、やはりこの質問に対してのベストアンサーは
「コストが心配なら尚更、ちゃんとしたサロンを探して、カラーのダメージを最小限にしてもらって
シャンプーとかは市販のものでもいいから出来るだけ良いの使った方がまだ良いですよ。」
だと思います。
でも、こういった勘違いってとてもありがちですよね。
でも、なぜこんな勘違いが生まれてしまったのでしょうか?
原因は色々あると思いますが、個人的には一昔前にあった
"トリートメントを過信しすぎた美容師"(僕もその一人でした)
による影響が大きいと思います。
・トリートメントをすることにより髪の負担を気にせずに施術出来る
・トリートメントをすることによりまとまりが良くなりデザインが作りやすくなる
・トリートメントをすることにより単純にお客様が喜んでくれる
などなど
とにかくトリートメントをすることで自分達の仕事もしやすくなる
こういったことが盲目的にトリートメントの過剰なセールスに繋がったのではないかと思います。
そして、長年担当していた美容師に
「トリートメントしとけば大丈夫ですよー♪」
なんて言われてしまったらそう思ってしまってもしょうがないですよね。
こういったことの連続が
"痛んでも良いトリートメントをすれば大丈夫"
という危険な勘違いを作ってしまったのだと思います。
でも真実は
【一度傷んだ髪は元には戻らない】
だからこそ自分の元から切り離すその時まで
・出来るだけ痛ませないようにすること
・痛みにくい状態を作ってあげること
その上でデザインを楽しめるようにする。
それが大事なんだと思います。
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