パーマだけでは出来ないヘアスタイル
以前のブログでも紹介しましたが
美容室って誤解を招くようなケースがとても多い。
その中でもとりわけ誤解が多いのがパーマスタイルの写真。
ヘアカタログやネットのヘアスタイルに”パーマスタイル”として紹介されているほとんどの写真は実際はパーマだけでは出来ないスタイルが多く
パーマとして紹介されているほとんどのスタイルが”コテやアイロンを使って”スタイリングしています。
そこに惑わされ「パーマをかけたらこんな感じになるんだ」と思うと大体失敗してしまいます。
今回はそんな紛らわしいパーマスタイルの中でパーマだけでは再現出来ないスタイルを紹介します。
まずはコチラ
ロングヘアーのコテ巻き風のランダムカールスタイルです。
こういった大きめのカールは元々の弾力がかなりある方でないとパーマはかかりませんし
長さがある分、根元から中間のカールは重力で下に下がってしまうので大き目のカールは出ません。
無理に強めにかけるとただのソバージュになってしまいます。
特にこういった「内巻き」と「外巻き」がランダムに出るカールはスタイリングもかなり難しい。
また、写真の様にハイライトが強く入っている場合そもそもパーマ自体オススメできません。
こういったスタイルはコテを使って初めて再現できます。
次はコチラ
流行の韓国系ヨシンモリスタイル
コチラもパーマで再現する事はほぼ出来ません。
もしやるとしてもかなりのブロー技術が必要。
コチラもコテをつかってなんぼのスタイルで、パーマで出来るのはあくまでその補助。
パーマをかけたらこうなりましたみたいに簡単に出来るスタイルではありません。
これ以外にも韓国系のスタイルはほぼ全てコテやアイロンを使ってしっかり作り込んで仕上げるものが多い傾向にあります。
ですので韓国系スタイルは全てアイロンでスタイリングしないといけないスタイル
と考えておいたほうが良いかもしれません。
そして次はコチラ
S字の波ウェーブです。
こちらも意外にパーマだけでは再現するのは難しいスタイル。
波ウェーブもほとんどアイロンで作るもので パーマでやろうとしても思った感じにはなりません。
とくに写真の様に毛先が上に向く外ハネは重力に逆らう形になるので
アイロン+スタイリング剤でしっかりスタイリングしないとなかなかキープ出来ません。
長さに関わらず
波ウェーブ = アイロン
と考えた方がいいです。
次はコチラ
これはそんなに難しくないように思えますが実はこれもアイロン。
特に赤丸の所の様にトップの束っぽい浮き感を作る髪はパーマだけでは難しいです。
こういった浮き感を作る部分も大体アイロンで作っていて
最低でもパーマがかかった状態でしっかりとスタイリングして出来るもの。
パーマをかけて乾かしただけで出来るものではとうていありません。
以上4種類紹介しました。
どれもスタイルもパーマで検索して出てくる写真です。
最近の写真は
現実よりも映えを重視した写真がほとんどでパーマだけで出来るスタイルはあまりありません。
パーマをかける時には
「このスタイルはパーマ+どんなスタイリングが必要なのか」
をよく考えてから検討してみてください。
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