カラーは薄毛の原因になるのか?
ネットで気になる事を調べても結局答えがわからない事が沢山あります。
その中の一つが
「カラーで薄毛になるのか」
多くの方が疑問になっている事かと思いますが
調べてみると薄毛になると断言する人もいれば全く関係ないと豪語する人もいる。
調べれば調べるほどいったいどっちが正解なのかよくわからなくなってきますよね。
でも調べていくうちにある傾向に気が付きます。
どうやらカラーは薄毛の原因にならないと言っている人の大半は美容師さんかメーカーさんなんですよね。
それがわかるとどうしてもそれにはある意図が隠されているように気がしてきます。
”実はカラーが薄毛の原因になるんだけどそう言ってしまうと
お客様のカラー離れになってしまうので言えないのではないか”
結論から申し上げますと
「カラーは薄毛の原因になり得ます」
そして、そのことをほとんどの美容師さんは知っています。
しかしそれを認めるわけにはいかない理由が2つあります。
一つ目は先程も述べた様にこの事実を認めてしまうとなんでカラーを勧めるの?となってしまい、お客様のカラー離れになってしまうからです。
当たり前ですが薄毛になるかもしれないのにそれをやるってかなり怖い事です。
もちろん100%ではないのですがそのリスクをちゃんと説明出来ないとお客様は不安になり
カラー離れになってしまうのは当然の結果と言えます。
二つ目は手間がかかるから
カラーによる頭皮の負担を軽減させようとすればそれに応じて難易度が上がっていきます。
薬の種類ももちろんだし
塗り方 放置時間 カラー後の流し方 シャンプー 後処理 etc.
そういった細かなとことに注意を払って初めて
そのカラーが薄毛の原因になる可能性をゼロではないにしろ
”ほぼゼロ”に近づけることが出来る。
しかし、それに応じて手間がかかってしまうので
カラーが薄毛の原因になることを認める事は自分たちの首を絞めることになってしまうからです。
しかも最近ではよりリスクの高いものが増えていく傾向にあります。
普通のカラーや白髪染めをガンガンに温めたりするのもリスクを高めるし
高アルカリで高発色させようとするカラーもリスクが高くなる
どちらも”カラーの時短”につながる行為でありむしろ手間を省く方に力を入れてしまっている。
カラーが原因で薄毛になる可能性はあり得ます。
本来ヘアカラーはそのリスクを承知の上で出来る限りその可能性を最小限に抑えながら施術するものですが、手間を省くほどそのリスクが高くなってしまいます。
しかし
その手間を省いたとしてもカラーの仕上がりには影響しないのも事実です。
染まれば良い
そう思ってしまいがちなヘアカラーですが
それだけでは代償が大き過ぎるのではと個人的には思います。
0コメント