耳にかけたクセ(結びグセ)が戻らない?
事務職の方、保育士の方、主婦の方などなど
普段は顔周りの髪が邪魔になるので耳にかけているという方も多いと思います。
そんな方々が必ず悩まされる 「耳にかけたクセ」
クセがつきにくいかけ方などもありますが、結局なところこのクセを治すには一度濡らすのが一番早く元に戻ります。
普通ならクセがついても軽く濡らせば元に戻るはず。
でもしっかり濡らしてから乾かしたけどそれでも戻らない。
そんな風になってしまった方はいますか?
今回はそんな状態になってしまった方への対処法です。
くせは濡らせばもどるはず・・
髪は本来どんなにクセがついても一度濡らしてしまえば元に戻ります。
仕組みは以前ブログで書いたことと同じ
「コテの使い過ぎでカールが付かない」↓
髪はタンパク質に含まれている水同士がくっつこうとする力がありそれによってクセがつくのですが、一度濡らすと他の水分に引っ張られその繋がりが一旦切れるのでクセが無くなります。
そして
人は頭から常に微量の汗をかき蒸発しているので耳にかけたままにしておくと
汗をかく → 髪が湿る → 蒸発する → 髪が乾く
といった工程を繰り返していることになるので、耳にかけた形のまま髪の水分同士がくっついてそれがクセとして残ってしまいます。
これとまったく同じ仕組みが朝起きた時の寝ぐせ。
ですので寝ている時に汗をかきやすい子供は寝ぐせがひどいんです。
単に寝相が悪いからってだけじゃないんですね。
濡らしても戻らない原因とは
さてここからがやっと本題
ではなぜ本来なら濡らせば戻るはずのクセが戻らなくなってしまうのか。
それは
「髪のタンパク質同士もほんのわずかだけど自然にくっついたり離れたりしているから」です。
専門的な事は抜きにして簡単に説明すると
パーマ液の様な薬品を使わないでも、かなりの微量ですがパーマが自然にかかったのと同じ状態になるという事。
パーマは薬品の力で髪のタンパク質を移動させてカールをつくるものですが、薬品を使わなくてもごくごくわずかですが自然に移動しているらしいのです。
(正確な数字はわからないのですが一説によると5%程とか)
それによって長期間髪を曲げた状態にしておくと自然にそこだけパーマがかかったような現象がおきてしまう。
これが一度濡らしてもクセが戻らなくなる原因です。
こうなってしまうと戻すのには逆にストレートパーマの様なことをしないとなりません。
ですのでこういった状態にならないようにするにはどうすればいいのか。
当たり前のことですがあまり長時間耳にかけておかなければクセが残る事も有りません。
しかし、仕事上どうしても耳にかけないわけにはいかない方の対処法としては”毎日洗って乾かした後に軽くアイロンを当てる”事が効果的です。
もちろんブローしてまっすぐにするのもありですが、なかなかブローで伸ばすのは難しいのでアイロンを使う方が簡単です。
ただダメージの心配はあるので必ず140度以下でほとんど力を入れずかるーく滑らしてあげる程度にしてください。
140度以下であれば熱の負担はかなり抑えられますし挟む力を抑えれば物理的な負担もかかりにくくなります。
(これは普段アイロンをかける方にも同じことが言えます)
少し手間ではありますがこれで耳にかけたクセがつきにくくなりますし、すでにクセがついている方でも少しづつ戻っていきます。
結んでいる方はさらに注意
普段結んでいる方も同じ事が言えます。
結びグセも長期間やっていると跡がついて戻らなくなってしまうので、同じように毎日アイロンでリセットしてあげるとクセがつきにくくなります。
ただ例外として
あまりにも長期間耳にかけていたり、特にきつく結んでいたりすると髪のクセだけでなく毛穴の方向まで変わってしまう事があります。
この場合クセを直してもどうしても毛穴が横や上に向いてしまい下ろしたときにはねたり広がったりしやすくなります。
こうなってしまった場合は一時結ぶのをやめてもらい、ヘッドスパなどで頭皮を柔らかくして正常な位置へ戻していく必要があります。
しかし、これは元に戻るまでにだいぶ時間がかかり、場合によっては何年もかかるので出来るだけそうなる前に対処してあげる方がオススメです。
対処法としては
・一日中結んでいるのをやめる(たまにほどく)
・きつく結ぶのをやめる
・ヘッドスパをマメに行う
地味な対処法しかないですが毎日意識する事が大事です。
共通して言えるのが日ごろのケアに勝るものはないので毎日のヘアケアの一環として取り入れてください。
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