【注意】ポニーテールではげる？

最近の学生さんは知らないかもしれませんが

ちょっと前までポニーテールって校則で禁止されていた所も多かったんですよね。

最近では解禁された学校も増えているので

制服姿のポニーテールをよく見かけます。

そもそもなんで禁止だったのかよくわからないですが

最近はこういった髪型の校則も少しづつ緩和されていく方向です。

学生さん達からしたら良い傾向ですね。

でもこのポニーテールちょっと注意が必要

気を付けないと薄毛の原因になってしまう可能性があります。

ポニーテールで薄毛リスクが２倍以上に？

女性の薄毛要因は男性よりも複雑であり

その分後天的な要素が強く関係していると言われています。

男性型の脱毛症(AGA)が男性ホルモンの影響を受ける前頭部から頭頂部に発症しやすいのに対して女性の場合は「びまん性」といって頭部全体に発症する可能性がある事が特徴です。

女性の薄毛に関係が深いのが女性ホルモンの一種である「エストロゲン」です。

女性の場合このエストロゲンが減少するタイミングで薄毛が発症しやすくなる事がわかっています。

つまり本来なら女性は年齢を重ね壮年期になるとエストロゲンが減少していくので

それに伴い薄毛のリスクが高くなってくると言えます。

しかし、２０２０年に２０代から４０代の女性1825名を対象に行われた調査によると

日常的にポニーテールをしている女性はそうではない女性に比べて

FAGA(女性型壮年性脱毛症)の発症リスクが２．０３倍になるという結果がでました。

通常ならあまりリスクの少ない若い年齢でも薄毛になる可能性が2倍以上になるという事になります。

怖いですよね。

ポニーテールで薄毛になる原因

ポニーテールが薄毛になる原因は大きく分けて３つ

１つは「牽引性脱毛症」

牽引性脱毛症とはその名の通り引っ張りすぎるとはげるというもの。

引っ張る事での毛根へ余計な負荷がかかり血行不良にもつながるので

本来なら抜ける予定ではない髪まで抜けてしまうので薄毛が進行しやすくなります。

これはポニーテールに関わらず

毎日結ぶ人には共通して起こり得ます。

特に耳よりも高い位置で結ぶ場合、結んだ髪により重力がかかるので

頭皮に対しての不可もより大きくなります。

２つ目は「紫外線」

紫外線は単なる日焼けだけでなく

皮膚の細胞や毛根の細胞を破壊します。

髪は本来紫外線から頭皮を守る役割があるのですが

きつく結ぶことで頭皮が露出しやすくなります。

しかも数年前から薄めの前髪が流行っていますが

前髪を薄くするとはおでことの境目を露出しやすくなるので尚更注意が必要です。

直接頭皮に紫外線が当たると白髪や薄毛の原因になります。

ポニーテールは生え際に紫外線が当たりやすい髪型です。

３つめは「皮脂が溜まりやすい」

髪は地肌から出る皮脂を毛先まで運ぶ働きがあります。

しかし結んだ状態で長時間すごすと

毛先に皮脂が流れず地肌に溜まっていきます。

しかも中高生は日中崩れないようにするために

スプレーでガチガチに固める方が多く

更にオイルを多用する方の地肌は油まみれになります。

特に若いうちは皮脂の分泌が多いのであまりオイルはつけない方がいいです。

油は雑菌の温床になり匂いの原因になったり

頭皮の炎症の原因になったりもします。

出来るだけこまめにほどいてブラッシングしてあげて頭皮に皮脂をためないようにする必要があります。

この３つが原因でじわじわと頭皮を傷つけている可能性があります。

対処法は？

対処方としては

・同じ位置で結ばず毎回変える

・出来るだけ低い位置で結ぶようにする

・あまりきつく結ばないようにする

・日中何回かほどいてあげる

・頭皮用のUVスプレーを使う

・帰ったらすぐにほどいてブラッシング

・スタイリング剤は出来るだけ少なく

・地肌にはオイルでも絶対につかないように

・結んだ日のシャンプーはしっかり

・シャンプー時に頭皮をマッサージ

学校によっては結ばないといけないという校則があったり

仕事上毎日結ばないといけなかったり

髪質的に下す事がむずかしいなど様々な事情があると思います。

それはそれでしょうが無い事ですが

上手く対処していかないと将来深刻な問題になってしまうので早めの対策が大事です。

特に暑い季節はどうしても結びたくなる事が増えますが

紫外線も多い時期なのでより一層の対策が必要となります。

是非参考にしてみてください。