残留物の除去って
パーマやカラー等薬剤を使用するメニューにはとても重要になってくるこの残留物の除去。
しかし、とても重要なわりに世間にあまり知られてません。
では、実際どんな事をしているのか
実は結構色々あるんです。
現在多くのサロンで使われている炭酸は毛髪や頭皮に付着した薬剤を落とすのに効果的です。
しかし、内部に進入した薬剤を完全に除去するのは難しく
当店で使用している炭酸の2000分の1まで細かく圧縮されたマイクロバブルでさえ
それだけでは毛髪や頭皮の内部まで完全に除去する事は難しいといえます。
ですので当店ではそマイクロバブル以外にも様々な方法を用いて対応しています。
まず、カラー剤やパーマ液やに含まれるアルカリ剤を中和する為に
酸度の高いグルタミン酸、クエン酸、リンゴ酸などを使用し
ハイトーンのカラーや白髪染め、ブリーチ等の高アルカリに対して対応出来るようにしたり
抗酸化作用や ph調整作用の期待出来るヘマチンを使い
パーマやカラー後の活性酸素の除去や毛髪を安定した状態に近づけたり
活性酸素の発生の原因である過酸化水素をカタラーゼ酵素を使い除去し
カラー後に頭皮や毛髪が酸化するのを抑制しています。
他にも、カラーやパーマ後のダメージの原因になるシステイン酸の生成を抑えるマレイン酸などを使用したり
活性酸素の除去が期待出来る水素や
抗酸化作用、抗炎症作用のあるフルボ酸を使用したり・・・・。
まだありますが、とりあえずここまでにしておきます。
日々薬剤も進化しているので
これをご覧頂いている頃にはまた違ったものを使用しているかもしれませんしね。
結局何をお伝えしたいのかと言うと
残留の除去と一言で言っても
実はこういった多種多様な薬剤を用途に応じ使い分けていて
状態やメニューによっては
残留除去を全くしないパーマやカラーの
倍くらい時間や薬剤のコストがかかってしまう可能性があるという事。
その為、同じカラーやパーマでも確実にやっている所と全くやっていない所が出てきてしまいあまり世間に浸透していないのかもしれません。
しかし、それらを疎かにしてしまうと
確実に頭皮と毛髪の健康を損ないます。
これから人間の平均寿命ももっと長くなりますし
出来るだけ長い間キレイで健康的な髪や頭皮を維持していくためには
きちんとしたケアを当たり前にしていかなければならない時代がくると思います。
若い頃の日焼けブームのせいで今になってシミやシワに悪戦苦闘されているのと同じで
今手を抜いた事が将来まわってくるのであればこういった作業は決して無駄では無い
【未来の自分への素敵なプレゼント】になると思います。
以前までだったら40代まで髪が綺麗でいれば十分と考えていた方もいたかもしれません。
しかし
もし自分の寿命が90歳、100歳となると考えたならば
いつまで綺麗でいたいと思うでしょうか?
残留物の除去というものは必ず未来の自分への贈り物になるので
是非今からでも未来の自分の為に貯蓄してあげて下さい。
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